WFPチャリティー エッセイコンテスト2024

入賞作品発表

審査員特別賞(小学生部門)

いただきますとごちそうさま
神奈川県 横浜市立元街小学校 6年
的場 帆乃夏さん

 お母さんが「今日何が食べたい?」と聞いてきました。私は何にしようか考えます。
オムライス、カレーライス、うどんもいいな。どれにしようか迷います。そして、「いただきます」から「ごちそう様」まで。こんな日常が日本では当たり前。
 皆さんはいただきますとごちそう様がなんのためにあるか考えたことはありますか。礼儀正しく食べるため、作ってくれた方へのお礼の気持ちを伝えるため。考え方は色々あります。私はその意味を考え続けました。考え続けると、もう一つ意味があることに気づいたのです。それは、目の前にごはんがあるという事に感謝する事。私達日本人は、毎日三食、食べています。ですがどうでしょう。世界中のみんながごはんをおなかいっぱい食べているでしょうか。私のように、食べたいごはんが選べない、おいしいごはんが食べられない。そう考えると、私達はごはんをいっぱい食べられて、恵まれている。そう思いませんか。ごはんをたくさん食べる事で病気にかからず、元気な体でいられます。ですが、食べられなかったら、ウイルスや病気にかかってしまいます。
 私達はふつうの日常としてごはんを食べています。だからみんな気づかない。私も今まで考えた事がありませんでした。でも、これに気づいた今、何か行動をしなければと思うようになりました。でも何をすればいいだろう、子供でもできる事はあるのだろうか。お金はないから、寄付は出来ません。医者ではないので、病気は治せません。でもできる事があるかもしれません。例えばお米一粒も残さず食べる事、ごはんを食べられているという事に感謝するという事、それにこのように作文を出したら、給食が寄付される企画もあります。行動をすればきっと思いは届くはず。この地球にいる誰もが安心して、おなかがいっぱいなほど食べて幸せになれる世界を作る。それが私達にたくされた使命だと思います。

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  • 【選者のコメント】
    ふなっしーさん
    当たり前の事に感謝する事の大事さに気づいているなっしー♪
    そして何が自分にできるのか?を自問自答し出来ることから始めるという前向きな姿勢が素晴らしいと思いましたなっしー♪
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