世界には、すべての人に十分な食べ物があります。
しかしいま、世界では9人に1人、およそ8億人が飢餓に苦しんでいます。
この世界地図は、世界の飢餓状況を表したものです。国の人口の何パーセントが飢えているか、国別に色で示してあります。
濃い赤色の国では3人に1人以上が飢餓に苦しんでおり、飢餓状況が最も深刻です。一方、水色の国には、飢えている人はほとんどいません。飢餓人口が一番多いのはアジアですが、その割合が最も高いのはアフリカです。
この地図を見てあなたは何を感じますか?
国連WFPは、飢餓をなくすことを使命とする国連唯一の食料支援機関です。
毎年80カ国以上で、女性や子どもなど9,000万人に食料支援を行っています。
紛争や自然災害などの緊急事態で深刻な食料不足に直面した人びとに、命の糧となる食料を届けます。
栄養価の高い学校給食を提供し、将来を担う子どもを栄養不良から守るとともに、学校に通うきっかけを提供します。
子どもたちの命を守り健全な発育を助けるため、乳幼児や妊婦・授乳中の女性などに栄養改善のための食料を届けます。
道路や農地など、地域資産の整備作業に携わった人や、農業研修等の職業訓練に参加した人に対し、食料や現金を提供。地域の暮らしを向上させ、人々の経済的自立を促します。
国連WFPは国連随一の輸送集団。飛行機、船、トラックなどを駆使し、世界中どこへでも食料を届けます。緊急時には支援の世界における「輸送のリーダー」として、他団体の輸送もサポート。
国連WFPは物流網を構築し、移動制限で輸送が難しくなった地域で飛行機や船などを運行、マスクや手袋、防護服などの医療用品、更に医療従事者などを運んでいます。またパンデミック前から飢餓に直面する約9,000 万人への確実な食料支援を進めています。
世界では、慢性的に栄養が足りない子どもたちが5人に1人、学校に通えない子どもたちが5,900万人もいます。
出展:ユネスコ
そこで、国連WFPは途上国の学校で栄養たっぷりの給食を提供し、子どもたちの健全な発育を促すと共に、教育の機会を広げています。
2018年は、61カ国およそ1,640万人の子どもたちに給食を届けました。
給食には、ビタミン、ミネラル等の栄養素が加えられ、栄養たっぷりの給食により子どもたちの栄養状態が改善します。
貧しい家庭では子どもが働かなければならないことがありますが、学校で給食が出ると親も子どもを通学させるようになります。子ども達も空腹が満たされ集中して勉強することができます。
災害などにより貧しい家庭の生活がさらに苦しくなった際に、給食は家計を助け、暮らしを守る手段となります。
子どもたちは教育を受けることで未来への夢や希望を持てるようになり、教育の普及は社会や国の発展に寄与します。
5,000円で、子ども1人に栄養たっぷりの学校給食を1年間届けることができます。